在留資格「永住者」は、日本に長期的かつ安定的に暮らすための最も強力な在留資格です。就労や活動の制限がなく、在留期間の更新も不要なため、多くの外国人が目指すゴールのひとつとなっています。
しかし、永住許可(永住者)は、一度取得したあとでも、一定の場合には取消しや失効の対象になります。
永住許可の取り消し
在留資格「永住者」は「一度取れば一生安泰」と誤解されがちですが、従来から取り消し規定が存在します。ここでは、典型的な取消事由を解説します。
再入国期限切れ
永住者が海外に「再入国許可」または「みなし再入国許可」で出国後、再入国期限までに再入国せず超過した場合

退去強制処分
重大な犯罪を犯した場合など、退去強制の対象となった場合
虚偽申請
永住許可の際に提出した書類が虚偽であることが後に判明するなど、不正な手段で永住許可を取得した場合
住所届出違反
住所の届出をしない、虚偽の住所を届け出ていた場合
新しい取消制度
入管法の改正で、「永住許可後も、税金・社会保険料の公的義務を適切に履行しているか」を重視する方向に制度が変更される予定です(2027年施行予定)。
家族への影響と配慮
永住許可の取り消しは本人だけでなく、家族が日本で生活基盤を築いている場合、大きな混乱をもたらします。永住資格を失った後も、本人の事情や家族関係に応じて他の在留資格への切替えて、日本で生活を続けられる可能性はありますが、その場合、許可が保証されるものではありません。
取り消しを防ぐための予防策
永住許可の取り消しを防ぐには「日常生活の小さな注意」が大きな違いを生みます。下記のような予防策を行い、「誠実な生活態度」を可視化することが永住資格維持の最も有効な手段です。
- 税金・保険料は口座振替や給与天引きで確実に納付する
- 住居地変更届を速やかに提出する
- 軽微な交通違反も繰り返さない
- 行政からの通知を無視しない
まとめ|永住資格を守るために大切なこと
永住許可は「一生安泰の権利」ではなく、社会的義務を誠実に果たすことで維持される資格です。取り消しを防ぐためには、税金や保険料を期日通り納めること、法令を遵守して生活すること、そして入管や役所からの通知を決して軽視しないことが不可欠です。
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永住許可申請は窓口申請しか認められておらず、オンライン申請はできません(2025年8月現在) 。
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