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【相談事例・ケース別に解説】転職回数が多い(技人国ビザ更新)

短期間での転職や在籍期間が短い経歴が続くと、技人国ビザ(技術・人文知識・国際業務)の更新で「雇用の継続性」や「職務の一貫性」に疑義が生じやすくなります。年に1回以上の転職、在籍が1年未満、同業界でも役割が頻繁に変わるなどがある場合、一貫した専門性将来の継続性を資料で示すことが鍵です。

✅状況
直近3年で転職3回以上/現職6か月未満。開発→運用→サポートなどロールが断続。転職後初めての更新のケース。

目次

入管の見方(論点)

転職は直ちに不利ではありませんが、入管は「実体の適合性」→「雇用の継続可能性」→「書面の信頼性」を総合的に判断します。具体的には、過去の離職が客観的理由で説明できるか現在の職務が在留資格に該当するか、そして今後少なくとも1年以上の安定就労が見込めるかの制度設計(契約年数、評価・教育体制、配置計画)があるかを見ます。
さらに、履歴書・雇用契約・職務記述書(JD)・求人票・理由書の数字/肩書/期間の完全一致は“審査の入り口”であり、わずかな齟齬でも虚偽・不整合の疑念を生みます。審査官は「専門性の連続性」「単純作業の比率排除」「企業体制のガバナンス」という三点を横断的に突き合わせるため、比率・KPI・証拠の出典まで示された定量情報が評価を押し上げます。

  • 継続就労の実現性:離職理由は客観的か(会社都合・部門閉鎖・契約満了等)。今後は安定して勤務できる体制か。
  • 専門性・一貫性:在留資格に適合した業務(設計・分析・企画 等)が通算キャリアの中で一本の線として説明できるか。
  • 現職の安定性:1年以上の契約、評価制度・教育/OJT、専門業務の比率(単純作業が主でない)。
  • 受入企業の信頼性:社保加入、就業規則・給与規程、直近決算、所属機関カテゴリー1〜4。
  • 書面の整合性:履歴書・雇用契約・JD・求人票・理由書で数字/肩書/期間が一致しているか。

解決方針(戦略)

鍵は、バラバラに見える転職歴を「専門性の深化ストーリー」に再編集し、エビデンスと整合性で裏打ちすることです。まず、通算キャリアを年表×スキルマップで可視化し、「転職=職能の段階的成長(例:要件定義→設計→実装→品質管理)」という構図を作ります。
次に、各離職を第三者性のある資料(部門閉鎖通知・契約満了記録・推薦状 等)で客観化し、“衝動的な短期離職”ではないことを示します。現職については1年以上の契約、職務比率の数値化(例:設計30%/開発40%/分析20%/運用10%)、KPI・評価制度・OJT計画を揃え、「現職の安定性」を定量で語ります。
最後に、履歴書・JD・契約・求人票・理由書の用語と数字の完全一致を徹底し、単純作業に偏らない設計と企業ガバナンス(社保・規程・決算要点)をセットで提示することで、審査官の疑義を事前に潰します。

  • 通算キャリア年表で、技術・領域・成果の縦軸を可視化(例:フロント→フルスタック→PM補佐)。
  • 離職理由の客観化:会社都合通知/部門閉鎖通知/契約満了解除通知/評価面談記録 等を添付。
  • 現職の将来性の提示:1年以上の雇用契約、職務内訳(例:要件定義30/設計30/開発30/運用10)、評価KPI、教育/OJT計画。
  • 単純作業回避の明示:主業務が知的・専門的(設計・要件定義・分析・企画)であることを比率で数値化。
  • 企業体制の補強:社保加入証明、就業規則・給与規程、体制図、直近決算の要点で受入基盤を裏付け。

解決手順(ステップ)

作業は「可視化→証拠化→体制整備→理由書設計→整合チェック→申請」の6フェーズで進めます。まずはキャリア年表と離職証拠を固め、同時に現職のJD比率・KPI・OJTを仕上げます。次に企業体制(社保・規程・体制図・決算要点)をパッケージ化し、仕上げに理由書で「転職の因果」「専門性の連続」「今後の安定」を一貫した説明としてまとめます。全工程で重要なのは、数値・日付・肩書の一致を確認する整合チェックです。ここでのミスは追加照会の主因になるため、申請前に必ずチェックします。

  • 通算キャリア年表を作成:年月/会社/職種/担当領域/技術・業務キーワード/成果・KPIを一枚に集約。
  • 離職理由の証憑を収集:会社都合通知、部署閉鎖・契約満了通知、推薦状、評価面談メモなど第三者性のある資料。
  • 現職JDとKPIを再設計:職務の内訳(%表示)、担当職務、目標・評価基準、単純作業の切り分けを明記。
  • 企業体制資料の整備:社保加入証明、就業規則・給与規程、教育/OJT計画、体制図(上長・メンター)、直近決算のポイント要約。
  • 理由書の設計:転職の経緯→専門性の深化→現職の役割→継続就労の見込みを因果関係で叙述。
  • 整合チェック&申請:履歴書・契約・求人票・社内稟議・理由書の日付/役職/数字を突合。

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