夫婦の年齢差が大きい国際結婚では、偽装結婚の有無が厳しく見られます。年齢差そのものが不許可理由ではありませんが、出会いの経緯・交際の実態・同居の準備・生計維持能力などを具体的に説明できないと不利になりやすいです。
配偶者ビザ申請で、夫婦の年齢差が大きいカップルの場合は、書面と証拠で合理的に“真実の結婚であるというお二人の物語”を提示することが重要です。このようなケースでは“真実の結婚であるというお二人の物語”をエビデンスとあわせて理由書で説明を手厚く作成していきます。
✅状況
夫婦の年齢差が15歳以上離れている。
入管の見方(論点)
年齢差は“疑義を抱く契機”に過ぎません。入管は総合的に、婚姻の真実性と日本での生活の安定性を見極めます。論点を先回りして、書面と証拠で合理的に“真実の結婚であるというお二人の物語”を提示することが重要です。
- 婚姻の真実性:出会い〜交際〜婚約〜婚姻の時系列、相互理解(言語・文化・宗教)の程度、家族の承知や交流の有無。
- 交際実態の継続性:対面回数、滞在実績、通話ログ・メッセージ、金銭授受の性質(生活支援か一時的か)。
- 同居実現性:住居の契約、同居開始時期、生活設計、家事分担・出産育児の方針。
- 生計維持能力:申請人(日本人等配偶者)または世帯の収入・貯蓄、安定した雇用、公的証明の整合。
- 手続の整合性:戸籍・婚姻証明・翻訳の正確性、写真や領収書等の真正性、申述内容との矛盾の有無。
解決方針(戦略)
「年齢差=不自然」という先入観を、具体的な生活像と証拠で反転させます。ポイントは、ストーリー(理由書)×エビデンス(証拠資料)×整合性(全書類の辻褄)の三位一体です。
- 交際タイムラインを作成:初接触(いつ・どこで)→対面回数→双方の家族紹介→婚約→婚姻届受理→現在まで。
- コミュニケーションの実在:通話・チャットの履歴(期間分散・連続性重視)、旅行や滞在の記録(出入国スタンプ、搭乗券、ホテル領収書、写真)。
- 同居・生活設計:賃貸契約、入居日、生活費の負担、扶養・就労予定、将来設計(出産・教育・親族ケア)。
- 生計維持の裏付け:課税(所得)証明、源泉徴収票、在職証明、給与明細、残高証明・仕送り予定。
- 家族の承知:双方親族との写真、交流の記録、祝儀・結婚行事の記録。
解決手順(ステップ)
準備は「ストーリーの言語化→証拠集約→整合チェック→申請」の順で進めます。“真実の結婚であるというお二人の物語”をエビデンスとあわせて理由書で説明を手厚く作成していきます。
- 事実の棚卸し:出会い〜現在までの出来事を月単位でリスト化。対面・旅行・金銭のやり取りは日付と証拠を対応付けます。
- 資料収集と選別:出会い〜現在までチャットは時系列に整理、写真は撮影日・場所の特定、領収書は名宛・金額を明瞭にします。
- 生活基盤の整備:住居契約(同居可否・広さ)、生計維持(年収・貯蓄・内定)、健康保険・年金の加入状況を整理します。
- 書類作成:質問書(入管様式)の他、理由書を準備します。また状況に応じて家族が承知の陳述書も検討します。
- 整合性チェック:戸籍・婚姻証明・旅券、日付・肩書・金額のズレを全書類で突合します。
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